Re-Guide(リガイド)不動産売却査定を3年利用した口コミ評価まとめ

私は不動産屋の立場で「R-Guide(リガイド)不動産売却査定」を約3年間利用しました。もちろんその間、他の不動産一括査定サイトも利用していました。

事務員A子

長く利用してきて、「リガイドは個性があるな」と感じます。不動産関連業界にあっては意外なことですが、運営会社がガツガツしていないのです。

フドマガ
リガイドの場合、それがいい方向に回っていっている感じでした。

これは書いていいのか微妙ですが、リガイドが不動産屋に請求する料金は良心価格でした。そのため、不動産屋としてもガツガツ圧の強い営業をする必要がなくなります。

フドマガ
そしてなぜか、リガイドから査定依頼をくれるお客さんも感じのいい人が多い傾向がありました。

ネットで嘘くさい広告を出さないところも高評価しているのですが、お客さんの質がいい理由もそこにありそうです。

この記事ではそんな「Re-Guide(リガイド)不動産売却査定」の使い方を、不動産業者として利用してきた経験から導き出します。

フドマガ
リガイドは地味といえば地味ですが、よいお付き合いのできる取引先でした。

「地味なのがかえっていいんじゃないの?」と3年継続

2017年頃だったと思いますが、リガイドの営業さんからコンタクトがありました。やたら腰が低く……

「お恥ずかしい話ですが……」

という謎の営業トーク。

「お恥ずかしい話ですが、御社の商圏(沖縄県某市)でリガイドの登録社が1つしかありません。ついては1案件あたり○○円でお試ししてみませんか?」

というお誘いでした。当時のメールを見返して確認していますが、案件単価が銀座でちょい高めのランチ2回分くらいという衝撃の価格でしたので、お受けしました。

お試し期間が終わると価格が上がりましたが、でもあらゆる一括査定サイトの課金の中で、最も良心的でした。

このように腰の低い営業を続けたおかげで、現在の「リガイドは地方で無双」状態ができあがったのかと考えています。

一括査定サイトはなぜ無料で利用できるのか?

最近は少しずつ知られてきていますが、不動産の一括査定サイトは「情報1件あたりいくら」という反響課金方式で、不動産会社にお金を請求します。

通常は1案件1万5000円~1万8000円くらいが相場です。

不動産の一括査定サイトを利用する時は、このお金の流れを頭に入れておいてください。後で紹介する口コミを見る時も、そこを押さえていると「あー、この口コミは勘違いだな」「この口コミは鋭いな」と判断できます。

じゃぁどうして不動産屋は一括査定サイトを利用するの?

「物上げ」という業界用語は感じがよくないので好きではないですが、「仲介物件を仕入れること」を指しています。

考えてみるとわかるのですが、普通の不動産屋が物上げするのは難しく、ぼんやり待っていても誰も仲介を任せてくれません。

1案件に1万8000円を支払っても、20~30件に1件くらい仲介依頼が取れれば「十分ペイするかな」という感じです。

たとえば3,000万円の物件を両手売買で成約させたら、仲介手数料は税込2,112,000円です。

ところが、世の中には説得力のある価格査定書・売却提案書が出せない不動産業者も多いので、そういう人たちは「しつこい営業」に頼ります。

価格査定サイトに1万8000円支払っているので、1万8000円分の「しつこい営業」をしてくるわけです。

だからガツガツした感じの一括査定サイトを利用すると、ガツガツした不動産業者がたくさんやってくることになります。

世の中の一括査定サイトはガツガツしすぎでは?

当時の事務員談

リガイドの特徴は、

  • うちの事務員が心配するくらいの良心価格
  • えげつない広告をぜんぜん打たないフェアな運営

だと思っています。

こんな広告は怪しい

ほかの不動産一括査定サイトでは、上記のように、やたらあおりまくるタイプの広告をよく出しています(最近少し減りましたね)。

「家が600万円も高く売れた!」みたいな広告はダマし広告です。

上の図のように「うちの一括査定サイトを使ったら高い査定額が出るよ」とあおっている査定サイトにおいて、不動産業者が勝ち残るには、ウソでもいいから高い査定額を出す必要があります。

フドマガ
高いウソ査定書で仲介を取れるなら、ラクですからね。簡単に仕事をしようという業者には魅力でしょう。

私が宅地建物取引士の試験に受かった時の講習では「3か月程度で売れる額を出しなさい」と言われたのですが、今はタガが外れている気がします。

本当に売れたらラッキー程度の「スーパー・チャレンジ価格」を査定額といつわる業者が増えてしまいました。

うちの事務員はリガイドさん地味だけど経営大丈夫? と心配していましたが、2006年にサービスを開始した老舗サイトなので、経営は大丈夫だと思います

地方都市の査定依頼はリガイド有利

当社の実験(各地方の実在マンションを実際に入力画面に入れてみる)でも、リガイドは地方都市において対応不動産業者数が多いことがわかっています。

リガイドの登録業者数(登録社数800社)はデータ上、他サイトより少ないと思われていますが、実は北海道札幌市や沖縄県宜野湾市などの地方都市で最強を誇ったのです。しかも、東京都内など三大都市圏でも上位に位置しています。

もう少しわかりやすく、全国平均を取ると次のようになります。

一括査定サイト名全国平均対応可能業者数
イエイ1.8社
イエウール2.6社
マンションナビ4.7社
リガイド6.1社
リビンマッチ4社

マジメに調査してみると、一見対応業者が多そうな大手一括査定サイトよりも、実はリガイドがすぐれていることが確認できました。

リガイドが地方で強い理由

地方の不動産は価格が安く仲介手数料も少額です。そうなると値段が高い一括査定サイトに登録すると赤字になり、良心価格のリガイドを頼りにしている可能性が大。実際、リガイドを利用しておけば、不動産屋もお客さんに対して良心的な営業ができます。

ネットの口コミにみる「リガイド」の素顔

ここからは、口コミサイトの「みん評」に書かれた口コミを精査する形で、実際にリガイドを使い込んだ肌感覚とネットの評価が一致するか確認していきます。

売却しにくい地方のマンションでも複数査定が取れた

親族から相続したマンションを処分するために利用しました。地方のマンションだったため売却には苦労するだろうと憂鬱だったのですが、こちらのサービスを利用したおかげで5社から査定を取ることができました。また見積り額とほぼ同額で売却することができ満足しています。

みん評

これは納得できる口コミです。口コミに書かれた「地方のマンション」がどこの地方かわかりませんが、リガイドは確かに地方に強く、あり得る話だと思います。

また、「見積り額(査定額)とほぼ同額で売却することができ」た、というのもリガイドの傾向と一致します。

リガイドでは不動産屋もガツガツ営業する必要性が薄いので、しっかりした査定額を提示することができます。

ウソっぽい口コミもありますよ……

「他の会社にもお願いしています」という一言は効果があり、ライバル会社に負けないよう査定額も上がっていきました

みん評

いや……。

「査定額も上がっていきました。」というのはダメです。ダメすぎです。

フドマガ
これは不動産価格査定を理解していない、間違った口コミですよね……。

査定額は過去の取引に基づいて3か月程度で売却できる価格を算出したものです。途中で査定額を上げたらダメですよ……。

じゃぁ最初の査定額は何だったんだよ。どういう根拠があったんだよ、ということになってしまいます。

価格査定は「今、冷静に考えて市場価格はいくらなんだ?」という点を明確にするためにあります。

ただし査定額にも一定の幅があり、その上限を狙う戦略を提案するのが不動産屋の力です。

査定額を上げるんじゃなく「査定より高く売る方法は……」という提案なんです。本当に必要なのは。

くれぐれも、こういうタイプの口コミにはダマされないでください。

フドマガ
そもそも、お客さんに言われて査定額を変える不動産屋って、まれに見るダメ業者だと思います。

どの業者もほとんど査定額が変わらなかった(←むしろ喜ばしい)

営業の電話やダイレクトメールがしつこかったです。 また、物件タイプにもよるとおもいますが、私が査定を出した時はどの業者もほとんど金額が変わらず、たくさんの不動産会社に査定を出した意味があまりなかったです。

みん評

ネガティブな口コミです。「営業の電話やダイレクトメールがしつこ」い、というのは、特に都市部ではよくあることなので、そこは納得の上で利用するしかないかなと思います。

机上査定を依頼されても、通常1度は電話をする必要があります。価格査定書という個人情報を含む資料を出す以上、不動産屋としては「依頼主が本物か」は確認したいからです。

押さえたいポイント

このレビューの査定時に「どの業者もほとんど金額が変わら」なかったのは、むしろ優秀ということです。

査定額がバラバラという状況より、「プロの見立てが一致しているぞ」というのは、ずっといいことなんですよ!

フドマガ
重要なことなので何度も書いていますが「高い査定額がよい査定額ではありません」。正確な査定額がいい査定額なんですよ!

そう考えると、どの業者もほとんど金額が変わらなかったというのは、査定状況としてはよい傾向で、優秀な業者が集まったということです。

裏を返せば、ダマし要素の強いウソ査定書が含まれていなかった、ということになります。この点はむしろ、リガイドのよさを表しているのではないでしょうか?

正確な査定額を前提として「ではどうやって査定額より高く売るのか」という提案が重要です。

結論として地方の価格査定ならリガイドでいきましょう

地方でがんばってきた我々の意見です

ここまで見てきたように、リガイドは地方で力を発揮します。相続した物件や、住まなくなった田舎の家などは、多数の不動産業者にコンタクトできる可能性が高く、効率がよいでしょう。

一方、リガイドは比較的ダマし要素が少なく、どちらかというとしつこい営業も少ないはずです。

付け加えると、これまでに見た怪しい口コミの主のように「査定額もっと上げてよ」などと言うのはおすすめできません。

そこで査定書を見る時は「なぜその値段になるの?」という根拠を、しっかりとチェックしてください。

それを前提に、地方の物件はリガイドで、できれば3件以上の査定書を出してもらうことをおすすめします。

フドマガ
3件以上あれば査定額の「平均」が出せます。私は「平均」を出すことが大切だと考えています。

査定依頼をした後「査定対応ってどうするんだっけ?」と不安な方は以下の記事も参照してみてください。

家の査定はどこを見る?不動産売却査定の注意点とは?

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参考サイト

みん評
https://minhyo.jp/re-guide

ここだけの話ですが、「みん評」の一括査定サイトの口コミにはやらせっぽい気がするものが多いです。そんな中、リガイドの口コミはやらせが疑われるのものが1個しかなく、その点もほっこりさせられます。正直、リガイドけっこういいと思います。

あなたが不動産屋である場合も、リガイドおすすめです。他の一括査定サイトみたいに、ばたばた走り回らされるイメージがないです。

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