不動産を売る

おすすめの不動産簡易査定・匿名査定はどれ?個人情報ナシで査定するコツは?

2022年2月4日

現在AIによる簡易査定大きく進化しており、個人情報を一切入力せずに、ある程度正確な不動産査定額を知ることもできます。

SMiTAS(スミタス)マンション、土地、戸建て対応
マンションナビマンションのみ。その分マンションに強い
IESHiL(イエシル)首都圏のマンションのみ

上記3つのAI査定であれば、個人情報を一切入力しなくてもいいので、個人情報漏洩の心配はありません。

メモ

一部の匿名査定やスマホアプリの不動産査定では、匿名といいながら個人情報の入力が必須のものもあります。この点は注意が必要です。

またパソコン限定ですが、当社で作成し無料で配布している「アップライト不動産査定」というソフトウェアを使えば、個人情報漏洩の心配は一切なく、国土交通省の提供する膨大なデータを利用した不動産の簡易査定を行うことができます。

タイプ別:おすすめ簡易査定・匿名査定

査定サイト・サービスのおすすめは、査定する目的によって違ってきます。ちょっと相場の価格を知りたいだけであれば完全匿名の簡易査定がおすすめですし、売却を検討する場合には、もう少ししっかりした査定サービスを利用する方が確実です。

ざっくり値段を知りたい完全匿名の簡易査定
匿名であっても正確性が大切HowMaなどの査定サービス

上記のように切り分けて、利用するサイトを選ぶのがおすすめです。

売る気はないが家の値段を知りたい

「家の値段を知りたいが、売る気は全くない」という場合、本格的な査定サイトを利用してしまうと、不動産会社からの営業が面倒だと感じるかもしれません。

また不動産会社は査定サイトに情報料(一件当たり15,000円前後)を支払っているので、売る気がないのに査定させてしまうと気の毒です。

フドマガ
気の毒なだけでなく、その15,000円を取り返そうと必死に営業をかけてきます。対応する方も疲れるでしょう。

そこで「売る気はないが値段を知りたい」場合は、AIが相場の価格を弾き出してくれるサービスがおすすめです。

こういったサービスは個人情報の入力なしで使えますし、その場ですぐに結果を見ることもできます。最近はビッグデータを利用する簡易査定の精度も上がっています。売るつもりがないのであれば十分参考になる精度で査定してもらえます。

相続などで遺産分割協議のために価格を知りたい場合はAIによる簡易査定では対応できません。相続人間で話し合い、信用できる不動産業者に依頼するのが比較的安心です。費用は掛かりますが不動産鑑定士に鑑定評価してもらうという方法もあります。

SMiTASの10秒査定

SMiTASの簡単10秒査定なら、個人情報の入力は不要です。物件についての簡単な情報入れると概算価格を出してくれる、おすすめ簡易査定システムです。

現在売却予定の当社保有物件を簡易査定してみましたが、価格は大幅に外しているわけでなく、ある程度妥当な数字が表示されました。

当社事務所を査定した結果
地元不動産業者の査定額270万円
SMiTASの簡易査定240万円

「1割から2割ぐらいのブレがあってもよい」ということであれば、SMiTASの10秒査定が便利です。本格的な査定と違い、面倒な営業をかけられる心配がありません。その点、非常にお手軽です。

マンションナビの相場表示機能

マンションであればマンションナビの相場価格を表示する機能を利用すると、SMiTASよりも若干正確な相場の価格を知ることができます。マンションナビはマンションしか査定できない反面、マンションに特化した強みがあります。

使い方は簡単です。トップページの「相場を知って賢く売却」というコーナーにある検索窓に、相場を知りたいマンション名を入れ、検索ボタンをクリックするだけでOKです。

「無料査定スタート」ボタンではなくマンション名をクリック!

次に出た画面でマンション名をチェックして、間違いなければマンション名部分をクリックします。

この画面で「無料査定スタート」をクリックしてしまうと、本格的な査定依頼をしてしまうので注意してください。

専有面積や所在階を入力するとかなり正確な数値に!

次の画面で売買推定価格相場が表示されます。この画面で専有面積や何階にあるか、主な最高は東西南北どちらかといった項目を選ぶと、意外と正確な相場を出してくれます。

マンションナビの相場価格機能では個人情報の入力が一切不要なので、安心して利用することができます。

この相場価格を見て「やっぱり売ろうか」と思った場合は、以下のリンクからマンションナビに本格的な価格査定を依頼することもできます。

IESHiL(マンション相場価格)

一都三県(首都圏)のマンションに限られますが、IESHiLでも、ビッグデータを活用した不動産の簡易査定を利用することができます。

また、IESHiLの場合は、マンション名の他に駅名でも、相場を知りたいマンションを検索することができます。

駅名またはマンション名で検索をすると、最初に大雑把な参考価格や、一部の部屋の参考相場価格、新築時価格、間取りなどが表示されます。

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これも結構便利です。無料なのでうまく活用しましょう。

この画面で「すべての部屋価格を見る」をクリックすると、そのマンションのさらに詳細なデータを見ることができます。これは非常に便利な機能で、マンションを売る人だけではなく、「このマンションを買いたい」と考えている人にもかなりおすすめです。

AI簡易査定のまとめ

完全に匿名で利用でき、AIがその場で相場や査定価格を出してくれる不動産簡易査定であっても、ある程度正確な数値を出してもらうことができることが確認できました。

特にマンションに関しては、かなり正確です。

この記事で紹介した3つのAI簡易査定の出した数字を比較すると、大きくぶれることはなく、すべて同等の価格帯に揃っています。

横浜市内の同一マンションを査定した時の査定額
SMiTAS不動産売却査定2,729万円
IESHiL2,774万円
マンションナビ2,720万円

上記はできる限り細かい条件を揃えるために専有面積や所在階、主要採光面など、入力可能な条件は全て入力して比較した結果です(実在マンションのデータを使用して比較)。

AIによる簡易査定の価格は2,720万円から2,774万円の間にややばらついてはいますが、概ね2,700万円台だろうと考えておけば間違いなさそうです。

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3サイトを比較すると、2,700万円台前半の可能性が高そうですね。

ただしAIによる簡易査定はマンションに強いものの、一戸建てでは誤差が大きくなりがちです。その点は注意が必要です。

価格査定の仕組み上、マンションは正確に価格を推定することができます。しかし一戸建て住宅の場合は条件が様々なので、どうしても大きな誤差が出てしまいます。

値段によっては売りたい(売るかどうか悩み中)の場合

AIによるビッグデータを活用したAIによる簡易査定はその場で価格を知ることができ便利ですが、物件によっては大幅な誤差が出てしまうこともあります。

例えば当社の保有物件を査定してみると、物件により大きめにばらつきがあることがわかりました。

そこで本格的に売り出しを決断するのであれば、もう少し精度の高い査定サービスを利用することをおすすめします

特に「売るべきかどうか検討する」段階で利用してみたいのが、HowMaのAI査定。

HowMaのAI査定

HowMaでもAIによる自動査定をしてもらうことができますが、ここまで紹介したSMiTASやIESHiLなどに比べると、詳細な情報を送信する必要があります。

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HowMaでは、一部個人情報を入力するかわりに、正確性がアップします。

物件所在地の他築年数や延べ床面積土地面積なども入力し、またそこに居住しているかどうかなども入力項目となっています。

入力を完了すると、すぐにメールで査定額が送られてきます。また、そのメールに返信することで、より詳細な価格査定を依頼することもできます。

売却したいが「しつこい営業は絶対イヤ」な場合

不動産を売却する予定だがしつこい営業はどうしても嫌だ当店という場合上記のHowMaでもいいですが、不動産一括査定サイトの「イエイ」もお勧めできます。

イエイ(お断りサービスが強力)

イエイは従来型の不動産一括査定なので、査定依頼は入力最終画面で選んだ不動産会社に送信されます。そのため、査定書は各不動産会社から直接届けられます。

しかし、不動産会社への「お断り」はイエイが代行してくれるのがポイントです。

イエイ公式サイトの「お断り」についての記述

イエイの特徴はこの強力なお断りサービスです。不動産会社にきっぱりと断りを入れづらい場合でも、イエイの担当者がお客さんに代わって不動産会社に連絡し、お断りしてくれます。

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他サイトはこういうところに人員を割きませんが、イエイは相談員を常駐させています。

このお断りサービスがユニークなのは、イエイを使っわず依頼した、直接は関係のない不動産会社にまでお断りをしてくれる点です。

イエイは業界最古参のサイトのひとつです。長年運営していく中で、顧客の不安や不満が明らかになり、このようなお断りサービスを始めたのだと考えています。

その他の不動産一括査定サイト

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私が不動産会社を経営している中で「運営姿勢が良心的」と感じたのはリガイドでした。

リガイド(Re-Guide)は最も古く、運営歴が長い不動産一括査定サイトのひとつです。にもかかわらずそこまで知られていないのは、ムリのあるダマシ広告を打たないから。結果、不動産屋にとってもユーザーにとっても、安心して使えるサービスとなっています。

ネットではやらせレビューなど、さまざまな問題が指摘されていますが、リガイドに関してはかなりクリーンな運営です。

また、不動産業者にとっても良心的な運営をしているので、実は登録業者数が多く、地方であっても確実に査定してもらえます。

そこから、安心して利用できる一括査定サイトを探している場合、リガイドを候補に入れることをおすすめします。

その他、不動産一括査定サイトについての詳しい情報は以下の記事も参考になります。

不動産アプリは正直おすすめとはいえないが……

最近は何でもアプリ化する流れができていますが、不動産査定に関してはアプリのメリットは感じられません。

試しにいくつかのアプリをダウンロードして使ってみましたが、次の2点に引っかかりを感じました。

  1. 結局アプリをダウンロードするひと手間がムダ
  2. 匿名風で、実は匿名ではないケースもある

そこからメリットはあまり感じられず、「これなら普通にネットの一括査定を使う方が便利」と感じました。

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以下、代表的なアプリの概要をご紹介します。

10秒でDo

ハウスドゥが提供している無料の不動産査定アプリ「10秒でDo」。今回初めてダウンロードして使ってみましたが、正直普通にネットで査定すれば十分だと感じます。

気軽に査定額を知ることができるスマホアプリか……と思いきや、個人情報をフルに入力する必要があります。そんなことまで入れないと簡易査定が出せないのかな? と疑問を抱きました。

わざわざアプリをダウンロードして個人情報を詳細に入力しないといけないのであれば、普通に不動産査定サイトを利用した方が便利です。

らくらく不動産査定

らくらく不動産査定は不動産一括査定サイトのリビンマッチを運営している、リビンテクノロジーズが提供しています。

このアプリは普通に不動産の査定依頼を不動産業者に送信するためのものなので、匿名査定をしたい人には向いていません。

また複数の不動産業者に本格的な査定依頼をしたいという場合、わざわざアプリをダウンロードするのはかえって手間です。

普通にSafariやChromeなどのブラウザから査定依頼をしたほうが便利です。

通常、不動産の価格査定は1回しか依頼しません。その1回のためにアプリをダウンロードする意味は? と考えると、アプリは不要だといえるでしょう。

以下のリンクから公式サイトにアクセスして、そこで査定情報を入力しましょう。その方が手間がなく、作業も早く完了します。

アップライト簡易査定

最後に当サイトで配布している無料のパソコン用ソフトウェア「アップライト簡易査定」をご紹介します。

このソフトは、国土交通省が公開している過去の取引事例データ約230万件を内蔵し、全国の土地価格を概算査定することができます。

元々は沖縄かりゆし不動産の業務で使っていた概算査定システムを流用・改造し、一般に公開しているものです。

一般公開するにあたり建物の概算査定機能を付け加えたので、おおまかな概算価格であれば、一戸建ての価格も出すことができます。

「アップライト簡易査定」というソフトは特に農地や山林など、通常の査定サイトが対応していない物件に強く、元々は沖縄かりゆし不動産の実務において農地の価格をチェックするときなどに使っていました。

現在のバージョンでは宅地の取引事例データも大量にインストールしてありますので、宅地の価格も出すことができます。

まとめ

ここまで見てきたように、個人情報を絶対に流出させたくないというケースでは、正確性が上がっているAIの簡易査定がおすすめめです。

マンションマンションナビ
不動産全般SUMiTAS

強いて上げるとしたら、この2つがおすすめです。

また、売却を検討する段階ではあるが個人情報を出したくない場合は、HowMaが有利です。HowMaには以下の2つの魅力があります。

  1. 個人情報の入力項目が少ない
  2. HowMaが個人情報を管理し、不動産業者に丸投げしない

そこで、検討段階で利用するならHowMaがよいといえます。

最終的に売却を検討する段階であれば、できるだけ多くの不動産会社とコンタクトを取ることが必要になります。このケースであれば、イエウールなどの一括査定サイトを利用することをおすすめします。

不動産売却ではよく「大手仲介業者か、地場の仲介業者か?」で悩むのですが、その悩みを解決するには、複数の大手業者や複数の地場業者の実力を知る必要があるからです。

1つ挙げるとすれば、都市部でも地方部でも安定して仲介業者に査定を依頼できる、リガイドをおすすめします。

当社の実験では、地方部で最も強いのはリガイドでした。

対応不動産業者数ではリガイドに及びませんが、ユニークな「お断りサービス」が付帯するイエイもおすすめです。

イエイを利用すると、不動産業者へのお断りを代行してくれます。

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