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不動産屋が一番嫌がることとは?「物件を売る時は嫌われろ、買う時は好かれろ」の法則

2021年4月10日

フドマガ
不動産屋が嫌がることをしたら、取引は「うまくいく」「失敗する」どちらでしょうか?

その答えは状況によって違います。

物件を売る時嫌われてもOK。嫌がることをした方がいい場合も
物件を買う時嫌われるとソン。不動産屋と無難に付き合ってうまく利用
物件を借りる時不動産屋を「絶対信用しない」のが正解

いずれにしても「不動産屋をうまく使うにはどうすべきか?」を考えましょう。

詳しくはこの記事で解説していきます。

ポイント

ざっくりまとめると、不動産屋がもっとも嫌がるのは「消費者がかしこくなること」です。消費者に知られたくないことがたくさんあるからです。

もくじ

不動産を売る時は不動産屋に嫌われるくらいがちょうどいい

不動産を売る時は、不動産屋が嫌がることをしたほうがうまくいきます

理由は3つあります。

  1. 売却時には1つの物件についてのみ検討すればよく、不動産屋に頼る部分が少ない
  2. 売却時には不動産屋の利益と売主の利益が相反するポイントが多い
  3. 売却時は購入時に比べて悪徳不動産屋に捕まりやすい。またダメージも大きい

詳しい背景については少し後で解説しますが、まず具体的に何をすればいいかをまとめておきます。

  • 不動産屋の査定をうのみにしない(自己査定必須!)
  • 仲介は一般媒介契約にして2~3社の不動産屋と媒介契約を結ぶ
  • 不動産屋の広告を必ずチェックし、内容に問題があれば指摘する
  • なかなか連絡してこない業者には、定期的にこちらから連絡をとる

これらは全て不動産屋に嫌われる行為ですが、それをすることによって売却の成功につながります

フドマガ
もちろん100%嫌われては困りますが、不動産屋に多少ケムたがられるくらいがちょうどいいでしょう。

では、ここからは各項目を詳しく掘り下げていきます。

不動産屋の売却査定を信じてはいけない理由

こんなイラストが入った広告を見かけたことがあると思います。でもこれは、お客さんをあえてミスリードさせようという、あまり良くない広告です。

こういった広告をクリックすると、最終的に不動産一括査定に誘導されます。

フドマガ
インターネットの不動産一括査定は現代の不動産売却では不可欠のサービスですが、デメリットもあります。

不動産一括査定のデメリットは、ズバリ「不動産屋の過当競争」。一括査定サイトに登録している不動産屋はだいたい1案件15,000円くらいの情報料を課金されるので、それを必死で取り返しに来ます。

そこで、実際よりバカ高い「ウソの査定書」を送ってくる業者が増えてしまいました。ですから、不動産屋の売却査定は、昔に比べてどんどん信じられなくなっています

それを前提に査定書を見るようにしてください。

また最近(2021年5月)、当社所有マンションを実際に一括査定サイトのイエイで売却したレポートを記事にまとめました。

イエイで実際にマンションを売ってみた!無料査定は役に立ったのか?

イエイが無料で利用できる背景には、不動産屋が高いお金を払っているという事情があります。そのことが分かると、いろいろな注意点が見えてきます。 フドマガ今回は実際に当社所有のマンションをイエイで売却してみ ...

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4つの不動産会社に査定依頼を送り、4社すべてから査定書を受け取って、具体的に評価・紹介しています。4社中2社が正当な査定額を提示し、残りの2社は高すぎる査定額を出してきました。さらに2社のうち1社は絶対売却不可能な金額のウソ査定書を出しました

不動産一括査定を利用するときは、高すぎるウソ査定書にダマされないように注意してください。

参考イエイ……今回評価した不動産査定サイト

消費者は不動産屋に嫌われるくらいかしこくなるべき

残念ながらバカ高いウソ査定書に惑わされて、質の悪い不動産屋に仲介依頼をしてしまう人はたくさんいます。

不動産を売却する以上、不動産屋の査定書をもらわないわけにはいきませんから、その査定額を判断できる知識を身につけておいてください。

特に見ておきたいのは、査定書の数字にしっかりした根拠があるかどうか。その上でより高く売る提案をしてくれているかどうか。

査定書の金額に一喜一憂するのではなく、「その査定書は信じられるのか?」という視点で読んでみてください。

もう1点補足しておくと、査定書を受け取る前に自分で物件価格を概算しておくのがベストです。面倒ではありますが、以下の記事を参照しながら価格を割り出してみてください。

参考自分でできる不動産査定。自宅や土地の大まかな値段を出す方法

最低でも路線価くらいは見ておいたほうがいいと思います。

おすすめ無料ソフト

2021年6月、自分でかんたんに土地価格を査定できるフリーソフトを公開しました。簡易的に建物価格も査定できるため、土地・一戸建て売却時にはぜひご利用ください。

参考不動産査定のフリーソフトを公開!無料の契約書ひな形など役立つツールも配布しています

残念ながらマンションには対応していないので、マンション価格を査定したい人は、下記のサービスなどを利用してみてください。

参考マンションナビ……マンションの相場をその場で表示する機能も

専任媒介を避けて一般媒介を選ぶべき理由

フドマガ
専任媒介のメリットを語るサイトは多いのですが、よく見たらそれは不動産屋のサイトではありませんか? ポジショントークに過ぎないので、疑ったほうがよいでしょう。

実は専任媒介は、消費者にとってあまりメリットがありません。よく言われる専任媒介の「メリット」と、それに対する反論を表にしてみます。

専任媒介のメリット?反論
専任媒介では広告費を潤沢に使ってもらえる今の主流はネットの広告なので広告費は関係なくなりました
不動産会社からの定期報告が義務付けられているその報告が真実と担保する仕組みがありません
専任媒介はレインズへの登録義務がある一般媒介でもレインズに登録してくれる業者はたくさんあります

このあたりを押さえておけば、不動産屋の営業トークにダマされることはなくなるでしょう。

詳しくは以下の記事で解説しています。

参考プロが自分の不動産を売るなら「一般媒介」を選ぶ。その理由は?

不動産屋が連絡してこないのは「反響がない」から

一般媒介の場合、売却活動中なのに、不動産業者からの連絡がなかなか来ないことがあります。その理由はだいたい「反響がない」からです。

一般媒介であっても反響が出ていれば、不動産業者は「売れる!」と思って積極的に動いてくれます。

専任媒介だったら?

専任媒介では、法律で14日に1回の報告が義務付けられているので、反響がなくても報告は来ます。ただしその報告の内容は「問い合わせ:0、資料送付:0、物件案内:0」のような、見ても見なくてもよいものです。あるいは、問い合わせがあった風に見せかけるウソ報告書かもしれません。

結局、一般媒介であれ、専任媒介であれ、問い合わせがこない状況であれば改善策は3つしかありません。

  1. 価格を下げる
  2. 長期で粘る覚悟をする
  3. 仲介業者を変えてみる

専任媒介だから値段が高くても売れる、というのは論理的に無理があります。

売却時に「不動産屋に嫌われてもOK」な理由とは?

売却だからといって、本当に不動産屋に嫌われても大丈夫?

ここまで読んでそんな疑問を持つ人もいると思いますので、少し深掘りして考えてみましょう。当然ですが、嫌われること自体が目的ではありません。

フドマガ
しかし不動産屋には「売主の利益を無視してでも儲かるほうを選びたい」という誘惑がたくさんあります。

実は、売主の希望と不動産屋の思惑とは相反することが多いのです。なので、よっぽどいい不動産屋でなければ、売主の利益を最大限に優先してくれることはありません。

売主(顧客)と業者の利益が相反するとは?

上の図では、物件を買いたいと思っているお客さんは2人います。

  1. 最高値は不動産屋Bの顧客、買主Bの2700万円
  2. 買主Aは不動産屋A直接の顧客だが、買い希望額は2500万円

売主は当然、2700万円で買ってくれる買主Bに売りたいはずです。しかし不動産屋Aは、売り・買い双方から仲介手数料をもらえる、買主Aに売りたいと考えます。

 仲介手数料
買主Aで成約した場合957,000円
買主Bで成約した場合1,782,000円

仲介手数料に大きな差があるので、不動産業者は、できれば安い買主Aに売りたいと考えるでしょう。

このように売主と不動産屋の利益は対立するため、ある程度厳しく対応する必要があります。だから多少煙たがられたり嫌われることは覚悟したほうがいいわけです。

売却時は「囲い込み行為」「物件を干す」など危険な手口に注意

なかには仲介手数料をたくさんもらいたいために、物件の情報を他社に渡さなかったり、他社から問い合わせが来ても「もう決まりました」とウソをついて、勝手に断ってしまう業者もいます。

このように、情報を隠してしまい、なんとしてでも自社で客付けをして仲介手数料をたくさんもらおうとする事を、囲い込み行為といいます。

参考不動産の囲い込み行為とは? 対策方法を含めて徹底解説しています

詳しくは上の記事で解説していますが、囲い込み行為にあうと物件の成約価格は安くなるし、売却に時間もかかります。

フドマガ
物件を囲い込まれると、売主にとっては大きなデメリットが生じるのです。

記事の最初の方で、一般媒介契約にして2~3社に仲介依頼をする、と解説したのはそのためです。

一般媒介にしておけば、複数社が売却に動く状況を作れるため、物件を囲い込むことができなくなります

そんな面倒なことはムリ…という人はRENOSYを使ってみよう

RENOSYスマート売却は、不動産売却業務にAIの力を取り入れ、透明性の高い売却活動を目指しています。

運営するのは株式会社GA Technologiesという会社で、創業から5年で東証マザーズ市場に上場するほどの急成長を遂げました。

不動産会社でありながら、社員の約3割がエンジニアです。

買主のオファーをリアルタイムで売主に通知するほか、物件募集担当と売出担当を分け、さらに成約後のクロージング業務も専門スタッフが担当します。

こういった仕組みにより、囲い込み行為をなくしつつ効率の高い売却活動を展開しています。

結果として、片手仲介率85%という驚異的な数字を達成。非常に透明性の高い売却サービスとなっています。

囲い込み行為をされたくないという方は、以下の記事を読んでみてください。

参考不動産を「売る」「買う」時にRENOSYと不動産DXのメリットを活用

また、すぐに試してみたいという人は以下のリンクから公式サイトを確認できます。不動産の手数料は成功報酬なので、試してみるだけなら無料。不動産DXが実現した売主本位の売却サービスを、ノーリスクで体験することができます。

参考RENOSY スマート売却……AIが実現したオープンな不動産売却(登録無料)

ただし、残念ながらRENOSYは一都三県限定のサービスです。首都圏以外の物件を売却する方は、まだまだ旧来のアナログ業者頼みになってしまいます。リビンマッチやイエイなどの価格査定サイトを利用して、できるだけ信用できる不動産業者を探してみてください。

リビンマッチかイエイか?不動産屋だけが知っている不動産一括査定の裏側と本当の使い方

私は約10年間不動産会社を経営してきました。その経験から、不動産屋のみが知る不動産オンライン一括査定サイトの裏側と、おすすめの利用方法をご紹介します。 フドマガいきなりガッカリさせてしまいそうですが、 ...

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不動産を買うときは不動産屋をうまく利用する必要がある

不動産を売る時は不動産屋に嫌われても構わないと説明しました。しかし不動産を買うときは、不動産屋とはある程度仲よくしておいた方が有利です。

その理由は以下の通りです。

  1. 不動産屋は一般ユーザが使えないレインズというデータベースを見ている
  2. もしかしたら売出し前の良物件を紹介してもらえるかもしれない
  3. 同じ物件の申込みが被った時、優先してもらえるかもしれない

不動産の売却時にはたった1つの売り物件について考えればよかったのですが、不動産を買う場合にはできる限り間口を広げ、たくさんの候補を見たほうが有利です。

そこで情報源としての不動産屋を上手に使いこなすことが必要になります。

フドマガ
だから物件を買う時は、不動産屋とある程度仲よくしておいた方がいいわけです。

不動産購入時の例外

アパートを複数所有する大家さんが、よく不動産業者の若手営業マンを集めてごちそうしていますよね。これは情報源として、不動産屋との付き合いを強化しようとしているからです。

レインズについては「【一戸建て売却】家を高く売る方法と手順」という記事の後半で解説しています。

以下詳しく見ていきましょう。

不動産の広告は不動産屋の心理を考えて読む

「不動産屋に気に入られることが目的」ではありません。不動産屋をうまく使うことを考え、そのために優良な業者を選ぶ視点も持ちましょう。

購入時には不動産屋と仲よく……といっても、不動産屋任せにすると、納得のいくマイホームを手に入れることはできません。

たとえば、物件広告を見る時も、不動産屋の心理のウラ側を考えながら読んでいってください。

物件広告を見る時、大きな文字から読んでいく人がいますが、プロは逆に小さな文字に注目します。

上の図は実際のマンションの物件チラシですが、左下の、赤で囲んだところに重要なポイントが書かれています(図では小さすぎて読めません)。

こういう小さい文字で書いてあるところには、一戸建てなら都市計画や用途地域、建ぺい率、容積率、建築構造などの重要事項が書いてあります。

マンションであれば月々の修繕積立金や管理費の額も書かれています。

小さい文字で書いてある事項の中には、不動産屋が「できれば気づかないでほしい」と思うことが紛れ込んでいる可能性があります。

一方大きな文字で書かれているのは、不動産屋がプッシュしたい事です。

不動産屋が何を大きく表示して、何を小さく書いているのか? そしてその理由は何かを考えながら資料を読み込んでください。

フドマガ
「取引態様」も小さい字で書いてありますが、かなり重要なポイントです。この下で詳しく解説しましょう。

元付業者か客付業者かを確認しておく

元付業者か客付業者かの違いは、上の図を見てください。売主から物件の売却依頼を直接受けている業者を元付業者(物元業者)といいます。

一方、元付業者が仲介依頼を受けている物件に、買い手を付ける業者のことを客付業者といいます。

元付業者か客付業者かを判断するには、物件資料の「取引態様」という箇所をチェックします。絶対とはいえませんが、以下の表のように考えるとおおむね当たっています。

専属専任媒介
専任媒介
一般媒介

元付業者

仲介客付業者

不動産を買う時は、原則として元付業者を狙ってください。元付業者なら売主とダイレクトに話ができますから、価格交渉がしやすいですし、売主の売却理由や本当の希望価格などを詳しく聞くことができます。

ただし、物元業者の評判が悪い場合は、あえて客付業者をかませる手もあります。過去に問い合わせたことがある業者の中に「感じがいいし信用できるな」という所があれば、評判の悪い物元の物件案内を依頼してみるのもいい手です。

評判の悪い業者の見つけ方は、以下の記事で解説しています。

参考国土交通省が作った悪徳不動産業社リスト+悪質業者を見抜くその他の方法

同じ物件で複数業者に当たるのはめちゃめちゃ嫌われる!

同じ物件をいくつかの不動産業者に案内させるのは、最悪に近い行動です。

たとえば客付業者にコンタクトを取っていたが、元付業者がいることを知って直接元付に話をする……というのはめちゃくちゃ嫌われるので、これだけはやめておきましょう。

元付業者の立場では「客付業者の客を取った」形になるので、そういうお客さんは断るケースもあります。もちろん一度飛ばされた客付業者も話を聞いてくれないでしょう。そうなると、どの業者にも相手をしてもらえなくなります。

フドマガ
ですから最初に物件資料をしっかり確認しておき、まず物元業者にアタックするようにしてください。

仲介手数料を値切ると不動産屋に嫌われる?

不動産の仲介手数料は上限が約3%と定められています。この3%、かなり微妙な数字です。

マジメに仲介一筋の業者3%だとギリギリ
何らかの副収入がある業者他で儲けているから大丈夫

ざっくり解説すると上の表のようなイメージです。

ただし、大型案件中心の業者であれば3%で超余裕です。一般的な住宅の仲介だけで3%だと、ちょっと苦しい感じです。

もちろんエリアや扱う物件の価格帯によって全然違ってきますが、仲介手数料を値引きすると経営的に苦しい業者がたくさんいることは事実です。

仲介手数料半額などを打ち出している業者はだいたい都市部限定です。都市部は物件価格も高いので、そういうことができるのです。

というわけで、仲介手数料を値切るとかなり嫌がられるケースがある、という点は押さえておきましょう。

フドマガ
「仲介手数料は値切らないから、それ以上に価格交渉をがんばってくれ!」というのはアリです。

また、契約直前に仲介手数料を値切ってくる人がいますが、それが最も嫌われるパターンです。

希望条件があいまいだと不動産屋の対応が悪くなる

「なんかいい物件ないですか?」と、あいまいな問い合わせをする人がいます。

こういう風に不動産屋任せにしてしまうと、良物件に巡り会うことができません。自分の中でまだ条件が固まっていないうちは、不動産屋に連絡を取るタイミングではないといえます。

ある程度具体的に、

  • 土地の広さ
  • 家の広さや間取り
  • 具体的予算
  • 許容できる駅からの距離
  • 希望する築年数や建物コンディション

といった点をまとめておいてください。

具体的な希望が決まる前なら、ネットの広告を見ながら家族会議を重ね、時には外から物件を見学してみるという作業がおすすめです。

フドマガ
不動産屋としても「すでに外観は見たんですけど」と言われると「このお客さんやる気だな!」と気合いが入ります。

自分の中で、ある程度の基準を作っておきましょう。

えっ? 予算なんかは不動産屋に相談するんじゃないの?

と思った方は間違いです。予算やローン付けは不動産屋の専門ジャンルではなく、相談しても役に立つ回答は返ってきません

モゲチェックなどの専門サービスを利用するのがよいでしょう(無料です)。

参考モゲチェック……予算を明確化できるモゲパスは必須です

ネットのサービスに抵抗がある人は、予算部分のみファイナンシャルプランナーに相談するのも手です。

参考鴨藤FP事務所……住宅ローン専門のFP事務所(浜松市)

上記はツイッターで相互フォローしている事務所で、信頼性が高いと判断しています(全国対応ではありません)。他府県の方であれば、以下のサイトで不動産・住宅ローンに対応可能なFPを探せます。

参考FPサーチ……全国対応ですが関東中心です

価格交渉のタイミングが悪いと不動産屋に嫌われる

結論からいうと、価格交渉のタイミングは1つしかありません。

価格交渉は購入申込み時に行うのが鉄則!

価格について不動産屋に感触を尋ねるのは、まったく問題ありません。「どれくらい下げてもらえそうですかね?」とか、「○○万円くらいの交渉はあり得ますかね?」と尋ねて、営業マンの意見を聞いてみましょう。

ただし、価格交渉は購入申込時に行います。それ以外のタイミングはあり得ません。以下のような価格交渉はNGです。

  • 買うかどうかわからないのに最初から値切る
  • 1度値切ったうえで、再度値切る(刻んでくる交渉)
  • 指し値をしておいて、通っても買わない

これらは不動産屋に嫌われるというより、人として嫌われる行為。次回からまともに取り次いでもらえなくなるため、その不動産屋との縁は切れてしまいます。

それ以前に、交渉としてもヘタで効率が悪いため、いい所がひとつもありません。

価格交渉は、物件の確認も終えて、しっかりと検討したうえで「この価格なら買いたい」とズバリ提示するのがベストです。

買付証明書で購入意思を見せたうえで、「この値段になりますか?」と尋ねると、売主としては真剣に検討せざるを得なくなります。

ですから、価格交渉は購入申込みと同時に行うのが最強のタイミングです。

不動産DXによりオープンで透明な不動産購入を実現

ではどんな不動産屋に連絡をすればいいの? という話ですが、それは「希望に合いそうな物件を、なるべくたくさん見せてくれる業者」以外考えられません。

このサイトで時々紹介しているRENOSY住まいの窓口というサービスは、まさにその条件にぴったりです。

RENOSYは、株式会社GA Technologiesという、異色の不動産会社が運営している不動産購入のマッチングサービスです。

いちいちたくさんの不動産屋を回るのはムリ。

という人は、ぜひ試してみてください。不動産購入の仲介料は成功報酬なので、購入を決定するまでは費用が発生しません。ノーリスクで最新のAIを活用した不動産仲介を体験することができます。

GA Technologiesは不動産会社でありながら社員の3割がエンジニア。LIFE DESIGNERなど様々なシステムを独自に開発し、他社に比べて圧倒的に多数の物件を紹介してくれます。

不動産屋でありながらテックカンパニーでもあるので、ユーザーに可能な限りの情報を提供した上で、以下のプロセスで住宅購入ができる体勢をとっています。

  1. データで市場を可視化する
  2. ユーザーは納得した上で決断できる

ユーザーは、レインズデータを含むあらゆる物件データを閲覧できますし、AIによる資金シミュレーションも利用できます。

詳しくは以下の記事で解説しています。

参考不動産を「売る」「買う」時にRENOSYと不動産DXのメリットを活用

RENOSYの顧客満足度は非常に高く、ユーザーの40%はこれまでに利用したユーザーの紹介。普通の不動産屋では考えられない数字です。

参考RENOSY住まいの窓口……ひとまず体験してみたい人はこちらから

不動産を賃貸するときは、そもそも不動産屋を「信用しない」

この記事の前半で不動産を売却するときにはユーザーと不動産屋の利益が相反しやすいという事説明しました。

しかし不動産賃貸においては、それよりはるかに重大な利益相反が発生します。

不動産屋にとっては大家と入居者という2種類の顧客がいますが、重要なのは明らかに大家です。

以下の2記事は当サイトの人気記事ですが、賃貸不動産管理のウラ側を解説しています。ぜひ読んでみてください。

賃貸物件の探し方を間違えると超キケン。不動産屋によっては入居者をカモと考えている!

この記事では、まず最初に、賃貸物件を借りようとする人が絶対に知っておくべき知識を解説しています。 以下の記事にも書いてあるように、賃貸管理業者は、入居者からあの手この手でお金を取ろうとします。その手口 ...

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フドマガ
この記事でわかるとおり入居者は大家に比べて扱いが悪く不利な顧客として、自己防衛をする必要があるのです。

入居前には必ず室内の写真を撮っておいてください。退去の時、過剰な原状回復費用を請求されることもあるので、その時に証拠として役立ちます。また、不動産業者がいつ、何と言ったかはメモしておき、入居時の契約書類といっしょに保管してください。

フドマガ
雑な賃貸管理業者は、宅建主任者でない従業員に重要事項説明をさせたりしています(違法)。身分証の確認もお忘れなく!

家賃保証会社に関するウソを見抜く

現在「賃貸住宅の家賃保証会社を法規制すべきだ」という声があがっています。

この図を見ればわかるのですが、入居者が一方的に損をして、大家と賃貸管理会社が儲かる仕組みを作ったために、家賃保証会社は急速に市場を拡大しました。

入居者お金を払う
大家保障してもらう
管理会社リベート(キックバック)をもらう

この図のように、入居者は一方的に損をしています。「家賃を保証してもらいたい」というのであれば、本来は大家が保証料を支払うべきなのに、入居者が支払わされているのは不公平だといえるでしょう。

しかも、今のところ家賃保証会社を規制する法律がないため、入居者が一定期間家賃を滞納すると保証会社が「追い出し」までやっています。昔のサラ金の取り立てなみだ、ともいわれています。

入居者は、もしかしたら将来自分を追い出しに来る家賃保証会社のお金を払わされているということになります。

法律が変わって家賃保証会社が必要になった……のウソ

たしかに2020年に民法が改正されましたが、それは重すぎる連帯保証人の負担を軽減するために、保証債務には必ず極度額を定めないといけないと決まっただけです。家賃保証会社とは一切関係ありません

フドマガ
簡単に説明すると、連帯保証人には「最大どれくらいまで負担してくださいね」という限度(極度額)を決めなさいという、ものすごく当然の話です。ところが賃貸管理業者が話をすり替えて「家賃保証会社が必須になった」と言い張るケースがあります。

最近こういうウソまがいの説明で家賃保証会社を入れてくることがあるので、ダマされないようにしましょう。

他にもある入居者に不利な条件を押しつける習慣

たとえば、賃貸住宅を契約する時の仲介手数料は、本来家賃の1か月分ではありません。

法令の定めでは月額家賃の0.5か月分。ただし、当事者の了解があれば家賃の1月分を受領してもよい、ということになっています。

【不都合な真実】不動産賃貸の手数料は本来家賃の0.5カ月分

1月中旬、東急リバブルが上告を棄却されたと報じられました(東京高等裁判所)。不動産業界では「ヤバいんじゃないか」と大きな話題になりました。 不動産賃貸の仲介手数料は、本来賃料の1カ月分ではなく0.5カ ...

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このように、賃貸の管理業者は「なんとかして入居者からお金を取ろうとしている」という点をあらかじめ押さえておき、その前提で対応策を考えましょう。

物件探しの段階から保証会社不要などの条件をチェックしておく

とはいえ、賃貸管理会社が「家賃保証必須」などの条件を付けている場合は、外せないことが大半です。

そこで、物件探しの段階から、家賃や共益費だけでなく、以下の条件をチェックするようにしてください。

  • 保険の指定はあるか? 価格は?
  • カギ交換代などを取られるか? 価格は?
  • 家賃保証会社必須か? 価格は?

どうせ外せない条件なら、その中で最もマシなものを選んでおきましょう。今の時代、家賃と共益費だけを見てもトータルの価格がわからないからです。

また、少し不便な場所でもよければ、家賃保証会社が不要な物件が見つかるかもしれません。そのように選択肢を広げておいた方がよい場合もあります。

結局不動産屋が一番嫌がるのは「消費者がかしこくなる」事

不動産は業者と消費者の知識・情報格差が非常に大きいジャンルです。不動産屋はその知識差、情報差を利用して儲けています。

そこで、

  1. 売却時は不動産屋に嫌われるくらい知識を身につける
  2. 購入時は不動産屋をうまく利用する意識を持つ
  3. 賃貸物件を探す時は不動産屋を信じずに対策を打っておく

こういったスタンスで、身につけた知識を活用しながら売却・購入活動や、物件探しを行ってください。

この記事で紹介したサービス

下記の2つのサービスは、いずれも不動産DX関連。テクノロジーの力で、今まで閉鎖的だった不動産業界をオープンにする動きが加速しています。

参考RENOSY スマート売却……オープンに情報を開示されるので安心

参考RENOSY 住まいの窓口……圧倒的な物件数から選ぶ不動産購入

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