リフォーム

【外壁塗装】外壁用塗料や屋根の種類と塗装・メンテナンス時期は?

2020年11月12日

https://realestate-mag.com

この記事でわかること★1分チェック!

外壁塗装の時期や塗料の種類は?
現在主流となっている窯業系サイディングの外壁でも10~15年で塗装が必要です。再塗装に使う塗料によりますが、おおよそ10~15年に一度の再塗装が必要と考えておくのが正解です。
外壁塗装の費用相場は?
最大手のオンライン一括見積りサイトヌリカエが行った大規模な調査では、外壁塗装の工事代金は平均で109万円。付帯工事を除くと70~80万円が相場だと考えられます。
同時に屋根の点検・補修も行うべき
せっかく足場を組んだら、外壁塗装と同時に屋根のメンテナンスも考えるのが合理的。カラーベストの屋根であればメーカーは10年に1度の点検や部分補修をすすめています。
住宅ローン借り換えもおすすめ
もし「費用をリフォームローンで借り入れしよう」と思った場合は、住宅ローンの借り換えを検討した方が有利な場合が多いです。この記事ではモゲチェックというサービスを利用して、無料でナンバーワン金利の銀行を見つけてもらう方法をおすすめしています。

外壁塗装は意外と頻繁なメンテナンスが必要で、10年に1度の塗り直しが理想といわれています。外壁のひび割れや劣化したシーリング材のすき間から雨水等が侵入することにより、木材が劣化したり、シロアリの被害を受けやすくなることも。

蟻害(シロアリ被害)にあった柱

こうならないためにも外壁塗装の適切なタイミングを踏まえて、住宅に深刻なダメージが発生することを予防しましょう。

外壁塗装の時期

現在主流の住宅外装はサイディング、とくに窯業系サイディングと呼ばれる資材がよく使われています。

出典:日本サッシ協会(平成30年調査)

サイディングは昔ながらの塗り壁に比べて耐久性が高そうに見えますが、必ずしもそうとは言い切れません。

出典:ニチハ株式会社HP

上の図はニチハのサイトに掲載されている、窯業系サイディングのメンテナンス時期の目安。注文住宅であれば16ミリ厚のモエンエクセラードという商品以上を使用すると思いますが、一部建売住宅では14ミリ厚の商品が使われています。このような場合、10年ごとの塗り替えが推奨されています。

サイディング自体の耐用年数とは別に、サイディングとサイディングのすき間を埋めるシーリング材(コーキング)の耐久性も気を付けたいポイントです。

劣化したシーリング(写真左)はやせてくるので、すき間から雨水が侵入する恐れがあります。シーリングにニチハのプラチナシール等を使っていれば超高耐久なので15年持つとされていますが、一般的なシーリング材を使うと期待耐用年数は5~10年です。

ポイント

最近のサイディング貼り外装であっても、10~15年ごとのメンテナンスが必要です。14ミリ厚のサイディングなら10年、16ミリ厚の一般的なサイディングであれば15年で再塗装が必要です。

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サイディングの表面を触ると白い粉がついてくる「チョーキング」がみられたら再塗装の時期です。シーリング材が劣化してすき間ができている場合も、メンテナンスを考えてください。

どんな塗料で塗装すべき?

いろいろな媒体ですでに説明されていますが、塗料の種類によってかなりの価格差があり、それぞれに期待耐用年数が異なっています。

種類耐用年数
アクリル3~7年
ウレタン5~10年
シリコン7~15年
フッ素12~20年

これ以上に耐用年数が長いとされる無機塗料という選択もありますが、必ずしも優れているといえない面もあるため、一般住宅ではフッ素系が上限と考えてもよいと思います。コスパを考えるとシリコン系の上質な塗料でもよいと思います。

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うちの自宅はシリコン系塗料です。施工がよければこれで十分だと思います。

では、外壁塗装の費用はいくら?

外壁塗装の専門サイトヌリカエがユーザー3000人を対象にした大がかりな調査を行っています。その調査では、外壁塗装の費用相場は109万円という集計結果となりました。

ヌリカエでは具体例として実際に工事した人の見積り例をあげていますが、外壁塗装だけで約70万円、付帯工事をプラスすると113万円となります。これが平均的な費用相場。「やっぱりこうなりますよね」という感じの価格帯です。

実際の見積り例
 面積単価金額
仮設足場工事223㎡¥700¥156,100
エビテックフィラーAE(下塗り)122㎡¥700¥85,400
シリコンフレックスII(中塗り)122㎡¥800¥97,600
シリコンフレックスII(上塗り)122㎡¥800¥97,600
シーリング縦目打ち換え132m¥700¥92,400
サッシ回り打ち増し96㎡¥350¥33,600
高圧洗浄211㎡¥200¥42,200
諸経費・運搬費  ¥30,245
合計¥635,145

上の表の合計価格は税抜きですから消費税を加えると約70万円になります。また、付帯工事にはウッドデッキやカーポートの塗装、補修などがあげられます。

うちの場合の見積り公開

拙宅の塗装は鉄壁の信頼を寄せるNトラスト(堺市西区)の中村社長に施工を依頼しています。時期や条件によって変更になる場合もありますが、参考として我が家の見積りを公開しておきます(価格は税抜き)。

我が家の見積り例
 面積単価金額
仮設足場204㎡¥650¥132,600
飛散防止メッシュシート204㎡¥50¥10,200
外壁高圧洗浄163㎡¥100¥16,300
下塗り(エボパワーシーラー)163㎡¥400¥65,200
中塗り(マックスシールドsi)163㎡¥1,100¥179,300
上塗り(マックスシールドsi)163㎡¥1,100¥179,300
  合計¥582,900

上記で紹介したサイト「ヌリカエ」でも見積りの項目を掲載していますが、単価を比べるとうちのケースと類似しています。

ここまでで分かるのは、①塗装業者のマッチングサイト「ヌリカエ」の事例でも、②不動産会社を経営してきた私の事例でも、ほぼ価格帯は同じということです。

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どちらもやや小規模な住宅なので、少しゆったりしたお家なら、付帯工事抜きで80万円くらいかな? といえます。

ちゃんとした仕事をしてもらうなら、付帯工事抜きの外壁塗装費用が約70~80万円。付帯工事を含めると100~130万円ほど見ておきたいというのが外壁塗装の相場感です。

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私は常々外壁塗装をちゃんとやる業者なら見積りに大きな差は出ないと考えています。今回の見積もり比較でも裏付けられたのではないでしょうか?

ここまで読んで「ちょっと予算が厳しいかな」と思う場合は、ぜひ下の記事を読んでみてください。かなりお得なノウハウをまとめています。

参考外壁塗装をするお金がないときのお得ワザ3つ

リフォームローンより住宅ローンの借り換えが有利

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ここで資金の話についても少しだけ触れておきたいと思います。

価格を聞いて「外壁塗装の費用を借り入れしようか」と思った場合は、住宅ローンそのものを見直すことをおすすめします。住宅ローンの借り換えと同時にリフォーム分を組み込んでしまった方が有利だからです。リフォームローンでは通常金利が2~3%になりますが、住宅ローンと一緒に融資を受ければ1%を大きく下回ります。

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ただし、住宅ローンの借り換えについては手数料などを考慮すると「実はお得になっていない」というケースもあり、精査が必要です。

そこで、モゲチェックというサイトで本当にどれくらいお得になるのかを確認してみてください。

詳しくは以下の記事で解説しています。

参考リフォームするならモゲチェックで住宅ローンの借り換えを

サービスに申し込まなくても、スライダーを動かす簡単操作で「今のローンがどれだけ安くなるか」がわかります(登録なども不要)。30秒もあれば概算の金額がわかるのでここをクリックしてみてください。

よい塗装業者の探し方

下の記事で解説しているように、外壁塗装業者は安さで選ぶと失敗しがちです。なぜなら、コストを落とすためには人件費や材料費を削るしかない業態だからです。

参考はじめてのリフォーム分離発注。外と中の2分割で失敗せずに安くする!

訪問販売の業者は避けたほうが無難

国民生活センターでも警鐘を鳴らしていますが、リフォーム工事の訪問販売に関するトラブルが増加しています。特に「点検させてほしい」といってくる「点検商法」は要注意。具体例としては以下のような事例が挙げられています。

  1. 突然自宅に「屋根に隙間が見える」と言って事業者が訪問し、屋根修理をしたが屋根の窓が開かなくなった。直してほしい。
  2. 隣で屋根工事をしている業者から、「お宅の屋根が剥(は)がれているのが見えた。火災保険を使って負担なく修理ができる」と言われ、契約したが、解約したい。
  3. 「外から見える壁にたくさんひびが入っている、半年、1年の内に大変なことになる」と言われ130万円で契約してしまったが、解約したい。

業者選びのNG行動「これだけは避けて!」

予備知識がないとついついやってしまいがちなポイントは以下の3つ。

  • とにかく安い業者を選ぶ
  • 大幅値引きの提示で契約してしまう
  • トータルな提案ができていない業者を選ぶ

外壁塗装は原価がはっきりしているため、「安い=手抜き」という傾向があるので注意してください。また「今だけ、すぐ決めてくれたら半額で工事します」といった営業トークは、国民生活センターが注意喚起をしている悪徳業者に共通しています。こういった業者も避けてください。

会って話をしてみた時、防水や雨仕舞いなども含めてトータルに外装を考えてくれているかもチェックポイント。いい業者は「ただ塗ればいい」とは考えておらず、雨漏りなどの兆候に気づいたら、大工さんと連動した補修をすすめてくれたりします。

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築25~30年以上の建物で、こういった提案がなかったとすると、念のため気をつけた方がよいかもしれません。

また効率のよい業者選びには、次のサービスがおすすめです。

悪徳業者を避けるなら優良マッチングサイト

外壁塗装で一番怖いのは悪徳業者の存在

外壁塗装はクレームの多い業界なので、優良業者を選定するという作業が大切になります。できるだけ複数業者を比較し、価格面で適正かどうか? クチコミがよく業者の対応が誠実かといった点を見極めてください。

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ネット上に少なくとも10件の塗装業者マッチングサイトがありますが、私はその中でヌリカエをおすすめしています。
ヌリカエのどこがすぐれているか?

オンライン見積りなので1社1社に問い合わせる必要がないのは当然ですが、ヌリカエには、他のオンライン見積りサイト(マッチングサイト)にない以下のような特長があります。

  • 厳正な審査を通過した優良業者のみが在籍
  • 利用者が45万人以上と圧倒的に多い
  • 業界に精通したアドバイザーに相談できる

中でも注目したいのは、専門のアドバイザーに見積りの見方や相場、塗料について無料で相談できるという点。情報を送りっぱなしだったこれまでのサービスとは一線を画しています。

登録業者を厳正に審査しているという点も、他サイトでは実効性が怪しいのですが、ヌリカエはユーザーのネガティブなクチコミまでバッチリ公開しています。登録業者の中でもどの会社が好評かを得ているかまで公開しているので、信頼性が高いといえます。

参考ヌリカエ……信頼できる塗装業者が探せます(しかも無料)

この機会に屋根についても相談しておくのがおすすめ

外壁塗装時に足場を組むので、そのついでに屋根のメンテナンスもしておくと足場代が節約できます。屋根の種類によって耐用年数が違いますが、外壁塗装をするたびに、屋根のコンディションのチェックだけはしてもらったほうがよいでしょう。

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ウチの場合も外壁塗装と屋根の葺き替えを同時に施工。足場台とメッシュシート代を節約できたのに加えて、屋根の高圧洗浄代が知らない間に無料になっていたりと、15万円ほど節約できていました。

我が家の見積りを公開

屋根の葺き直しについても、実際の見積りを確認すると、予算感は外壁塗装に近いといえます。

我が家の見積り例(屋根)
 面積単価金額
ルーフィング69㎡¥800¥55,200
板金工事22.5m¥4,000¥90,000
軒先唐草板金31.5m¥350¥11,025
葺き工事(横暖ルーフ)69㎡¥7,500¥517,500
  合計¥673,725

我が家は元々カラーベストの屋根だったのですが、古いタイプなので耐用年数も短く、取り替え時期にきていました。そこで葺き直すか、カバー工法とするかを検討した結果、コスト面からカバー工法を採用しています。

横暖ルーフで施工したうちの屋根

これは古いカラーベストの上に防水シートとガルバニウム鋼板を貼っていくという施工方法です。

カラーベストの耐用年数は?

最近の住宅では屋根にカラーベストが使われているケースもよく見かけます。カラーベストの耐用年数はメーカーや製品により20~30年とされています。

代表的なメーカーKMEW(ケイミュー)のサイトでは、自社製品のカラーベスト(コロニアルクァッド)について、10年ごとの点検や部分補修で30年の耐用年数が期待できると説明しています。

出典:ケイミューHP

ただし、古いカラーベストには耐用年数が15年程度のものもありました。そこで、外壁の塗装とあわせて屋根を点検してもらい、必要であれば補修をしておくことをおすすめします。

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現在のカラーベストなら10年ごとに部分補修をすれば、30年以上もつと期待できます。

ガルバニウム鋼板の耐用年数は?

ガルバニウム自体の耐用年数は長く、適切にメンテナンスすれば50年以上もつといわれています。しかし、下地のルーフィングの寿命が先に来てしまうため、結局は30年程度で葺き直しの必要が出てしまいます。

(メモ)私の自宅の屋根はカラーベストからガルバニウムの横暖ルーフ(ニチハ)に変更しています。横暖ルーフの保障は20年(穴あき保障は25年)ですが、15年程度で点検や小修繕が必要になります。

瓦屋根の耐用年数は?

日本瓦の耐用年数は長ければ80年程度といわれており、実際にはさらに長持ちしているケースもあります。ただし、一定期間ごとにルーフィング(下地)や漆喰などのメンテナンスをすることが欠かせません。

(メモ)瓦は重量が重く、地震の際に不安があります。屋根の上に重量物を載せていると、耐震性が低くなってしまうからです。そこで、リフォーム時にカラーベストやスレートなどの軽量な屋根材に葺き替える工事がよく行われています。耐震改修には補助金が出るケースも多いので、下記の記事を参照してみてください。

参考耐震補強を安くする工法が充実。0円で施工できる可能性も

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屋根と外壁を比べると、屋根のほうがちょっとだけ耐用年数が長いといえます。足場を組んだついでにチェックだけしてもらって、小さな手直しですむようなら「塗り替えは次回の外壁塗装時に」ということでもOKです。

上記をまとめて一括見積りするにも「ヌリカエ」がおすすめ

すでに紹介した外壁塗装のマッチングメディア「ヌリカエ」では、外壁+屋根や、屋根だけの見積依頼をすることも可能です。

参考ヌリカエ……信頼できる業者が探せます(無料です)

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